「Cの手帖」No.018-2月号の答え

By , 2011年3月1日

北(ホク、きた)
人が背中合わせになった形から、「せ、せなか、そむく」の意味となる。王が南を向いて座ったことから、そむく方向を北といい「きた」の意味となる。方位の北に体の部分を指す月(肉、にくづき)を加えて背の意味に用いられるようになった。

福(フク、さいわい)
酒樽の形をした旁と、神への供え物を載せるテーブルの形をした示偏の組み合わせ。神前にお酒を供えて祭り、幸いを求めることを福といい、「さいわい、神のたすけ、たすけ」の意味に用いる。また、神に供えた肉や米などを福といい、神からの幸福を同族の間で分けてあたえていた。これを致福という。

道(ドウ、トウ、みち)
首と辵(ちゃく、辶)を組み合わせた形。辵は「行」と「歩」の合成で歩いて進む意味がある。古代では、他民族の土地を進むときに邪霊を祓い清めるため異族の首を持って歩いた。その清められたところが道となる。

走(ソウ、はしる、おもむく)
両手を振って走る人の形で、「はしる」ことをいう。上半分は大に似ているが、片手は上、もう一方は下げていて、さらに頭を前に傾けているので夭(よう)の形である。下半分は止(足跡の形)で走ることを強調している。

 

民(ミン、たみ)
もとは目を針のようなもので突き刺している形。支配者によって視力を奪われた一部の奴隷のことを「民」といっていた説と、視力を失った人を「民」といい、神への奉仕者とされていた説がある。いずれにせよ体の一部を傷つけられ自由が奪われた人間が「民」なのである。現代の民主主義という言葉とはかけ離れている生い立ちの文字だ。

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