読書のススメ
「~自分を認めてラクになる対人関係入門~それでいい。」

 

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。

その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

「自分を認めてラクになる対人関係入門 それでいい。」 

著者:精神科医・水島広子氏 漫画家・細川貂々氏

 

 

 

自分のこと、ちゃんと認められてますか?

 

 

対人関係療法(IPT)という精神療法を専門にしている精神科医の水島広子氏。

対人関係療法は、1960年代末から米国で開発された精神療法です。

現在では日本を含め世界中に急速に普及しつつあります。

それだけ多くの国で取り入れられ効果を上げているのは、この治療法が人類にとってかなり普遍的な部分に働きかけるものだからではないかと考えられています。

その「普遍的な部分」とは、人間は身近な人間関係によって大きな影響を受けているということです。

自分がどんな人間であるかという感覚は、身近な人間関係の中で養われます。

人間関係が上手くいっていると自己肯定感が高まりますし、人間関係に行き詰まると自分はダメな人間だと思うものです。

また、うつ病などの病気になる場合を見てみますと、その発症や経過は、現在進行中の人間関係の性質から大きな影響を受けます。また逆に、病気そのものも身近な人間関係に大きな影響を与えるのです。

ですから、対人関係療法における解決の方向は、「対人関係から受けるストレスを減じ、対人関係から得る力を増す」ということになります。

日本においては、認知行動療法が先行して保険適応となっていますが、重度のうつ病、摂食障害、PTSDに関しては、データ上は認知行動療法の効果を上回ります。対人関係療法もいずれ必ず保険適応になるでしょう。

それくらい効果がしっかりしている治療法で、国際的にも高い評価を受けているのです。

「病気というわけでもない、しかし生きづらい」という方は多くいらっしゃると思います。

また、自分以外の人も完璧ではないかもしれない。

それぞれの事情の中で苦労しているのかもしれないという発想を持つことは、他人に対する優しさにつながるでしょう。

そして、自分に対しても優しくなれるのかもしれませんね。