読書のススメ
「わたしが障害者じゃなくなる日」

 

 人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。

その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を

求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

 

「わたしが障害者じゃなくなる日」 著者: 海老原宏美 氏

 

障害はなくせるの?

社会が変われば障害はなくなっていく。こういう考え方が社会モデルです。

今、世界中で社会モデルの考え方が当たり前になってきています。

障害のある人が地域の中でふつうに生活できるように、何か困ったことがあれば、社会がちゃんと変わっていく。

「車いすだと、ここは上がれないね」

「目が見えない人は参加できないね」

「しかたないよね」

そんなふうに多くの人が諦めています。

障害のない人は、障害がある人の生きづらさになかなか気づきません。諦めている人がいることにも気づいていないかもしれません。そんな無関心な気持ちが、まさに障害をなくす障害になっているのです。

車いすの人は、スロープやエレベーターがあれば障害を感じなくなります。

目が見えない人は、音声ガイドや、今何が起きているか説明してくれる人がいれば、障害を感じなくなります。

「こういうふうにすれば、障害はなくなるんじゃない?」みんなの考えを変えていくことが、社会にとってとても大事です。

障害者って、特別な人だと思っていませんか?

障害者は、車いすの人や目の見えない人、耳の聞こえない人だけではありません。

たとえば、おなかの大きな妊婦さん。ベビーカーを押しているお母さん。杖をついているお年寄り。よちよち歩きの小さな子ども。日本に来たばかりで言葉の通じない外国人。

この人たちに共通するのは、生活するときに困ったり、不便だったり、危険を感じたりしていること。社会モデルの考え方では、みんなが障害者です。

たとえば、メガネのキミ。メガネを忘れたら、いろいろなものが見えにくくなるよね。それも障害です。社会の中で生活していて、これは使いにくいなとか、これはやりにくいなと思うことがあったら、それはぜんぶ障害なのです。

そう考えると、だれもが障害者に近いと思いませんか?

障害をなくすには、その人が頑張って解決するのではなく、社会全体を変えていくことがだいじです。社会の仕組みを調整し、だれかに不便なものが不便じゃなくなるようにしていくのです。

 

わたしは今まで、人に会うたびに「がんばってください」と言われてきました。車いすだし呼吸器もつけているから、大変そうに見えるのでしょう。

「えらいわね。応援しているからね」

でも、本当は「応援」なんていらないの。私は頑張る必要はないのです。

どんな障害があっても、暮らしやすくなるように、あきらめなくてすむように、社会が頑張らなきゃいけないのです。

 

 

 

C-POWERグループの取り組みの1つでもある「たじみTRY」の趣旨と同じことが書いてありました。

「障害はその人でなく、社会の側にあるのだ」と。

 

障害のある人が、毎日頑張って生きなくちゃいけないのではないのです。

障害のある人が楽しく、暮らしやすい社会であれば、誰にとっても生きやすい世の中になるはずです。そんな社会をつくりたい!そう思っているC-POWERグループ。

たった一人のわたしたち。でもその一人が変われば、皆が変わって、社会が変わって、「障害がなくなる日」がやってくるのです。

そんな未来をC-POWERグループと一緒に見ませんか。