就労移行支援事業所C-POWER
WorkingSupportドーラ
「面トレ」の講義

 

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。

ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。

ドーラの講義の1つをご紹介いたします。

【面トレ】

「面トレ」とは、面接のための準備講座です。

今回の課題は「ドーラでの目標と過ごし方を具体的にしましょう」です。

 

皆さんは自分の姿を客観的に見ていますか?

姿勢が良い人と悪い人は一目瞭然です。

アメリカ・南カリフォルニア大学の博士らが発表した研究で、「人は胸を張って背筋を伸ばした良い姿勢でいる方が、猫背の前かがみなどの悪い姿勢をとっているよりも、痛みやストレスに耐える力が強い」ということが分かったそうです。

博士らは、胸を張った良い姿勢をとると、男性ホルモン値が上昇し、実際に力があり、自信を持つ人と同様のリスクテイキングな行動をとるなどの結果を得た先行研究があることから、その人のとる姿勢の違いで、痛みやストレスに対する感覚的な変化が生じるのかどうか、実験によって確かめました。

 

1つ目の実験では、①顎を上げて胸を張って周囲を見下ろすかのような自信満々の姿勢と、②普通の真っすぐな視線の姿勢、③猫背でうつむいてがっかりしたような姿勢、それぞれの姿勢で痛みに耐える力に変化があるかどうか調べられました。

その結果、①の姿勢の時が最も痛みやストレス耐性が高く、痛みを感じ難く強くなっていることが分かりました。

二つ目の実験では、2人のペアの一方の姿勢が、もう一人の仲間の痛みの感じ方に、影響を与えるかどうかが調べられ、実験の結果、仲間が①の胸を張った姿勢の時の方が③の猫背の姿勢の時よりも、より痛みに耐えるストレス耐性が高まることが分かりました。

この両方の実験結果から、博士らは、苦しい時や痛い時には姿勢も縮こまってしまいがちですが、こういうときほど顎を上げて、胸を張った堂々とした姿勢をとった方が、感覚的にも感情的にも、痛みに耐えられるようになり、その人も周りの仲間もストレスを感じ難くなることでしょう。

面接でも、姿勢は見られる要素の一つです。

 

≪話し手(応募者)が聞き手(面接官)に与える影響(印象)≫

・言語情報・・・7%

・聴覚情報・・・38%

・視覚情報・・・55%

 

面接に置き換えると、書類や言葉などの文字は7%の引き上げになるだけですが、言葉遣いや声のトーン、話し方、椅子に座るときの音、ドアの開け閉め、書類や筆記用具の音などのその人から発せられる音や、表情・姿勢・仕草・身だしなみなどの見た目は、合わせて93%もの影響があるのです。

普段の姿勢では、パソコンの時や立ち姿、食事中など、様々な場面で楽な体勢をとりがちです。面接の30分くらいは良い姿勢を保てるように、普段から時間を決めて姿勢を意識してみましょう。

また、季節やその場所に応じた服装で身だしなみを整えることも大切ですね。

 

 

幸せに働くためには?

これは、ドーラにいる間に、皆さんに一番考えていただきたいことです。

みなさんは「人に認めてもらいたい」「尊敬されたい」「成功したい」「いいねと言われたい」という気持ちになったことはありますか?

このような気持ちを「承認欲求」といいます。

この気持ちは誰でも持っていますが、人の心を苦しめるとても厄介なものなのです。

「もっともっと」という気持ちは、不安や不満を感じさせ、イライラさせ、人と比べてどうかとか、人からどう見られているかを気にしてしまう気持ちです。

こんな気持ちで働くのは「幸せな働き方」とはいえませんね。

人と比べない、人からどう見られるか気にしすぎない、今の自分ができることを精一杯やる。

今の自分を振り返り、感謝しながら生きることです。

感謝をしていたら、人と比べたりどう見られているか気にしたりはしないはずです。

感謝を忘れない心の持ち方で日々を過ごすことができれば、仕事にも人生にも幸せを感じられるのではないでしょうか。

幸せは、いつも自分のそばにあるのです。