就労移行支援事業所C-POWER
WorkingSupportドーラ
「トリビア」の講義

 

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。

ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。

ドーラの講義の1つをご紹介いたします。

 【トリビア】

デジタル時代だからこそ見直したい手書きについて、トリビアの講義で考えました。

ドーラでは1日おきに「職場の教養」という冊子を黙読し、みんなの前で感想を発表するという時間があります。

コロナ禍の前は輪読していましたが、今では静かに心の中で読みながら、自分を見つめ自分の考えをまとめています。近年、パソコンやスマートフォンなどの普及により、手書きをする機会はめっきり少なくなりました。そんなデジタルの時代だからこそ、手書きの良さを見直すことで新たな発見があるかもしれません。今回は、職場の教養を書写し、自分の考えをまとめて手書きする時間としました。手書きは印刷と違って、その人の気持ちが込められます。自分の気持ちを込めて書いてみましょう。

今回は、大型連休前ということで、「休日の過ごし方」というテーマの文章を書写し、自分の休日をどう過ごすかを考えました。文章の中には多くの漢字も出てきます。日ごろから漢字を書く習慣がある人はスムーズに書き進められますが、そうでない人は何度も確認したりして時間がかかりました。漢字には書き順があります。正しい書き順で書くとペンの運びがスムーズですね。

この機会に漢字の練習もしてみる必要があるとわかりました。

アイデアに詰まったら手書きをしてみよう

パソコンやスマホは便利なツールですが、カタカタと文字を入力するだけでは脳は刺激されません。手書きは脳を刺激する効果があるので、アイデアを書き記すのに向いています。

アイデアに詰まったら手書きをしてみるのもひとつの打開策です。

 

手書きのメリット5

1.記憶に残る

手書きで書く時に漢字が思い出せない…という方は少なくないかと思います。パソコンやスマホは分からない漢字や思い出せない漢字があっても変換してくれるので記憶に定着しにくく、書く機会が減ることで覚えたはずの漢字も忘れていってしまいます。手書きの良さは記憶に残りやすいことです。指や手を動かすことで脳が活性化され、記憶が強化されます。

2.脳の刺激になる

アメリカの某大学の研究によると、手書きをすることは脳の刺激になるそうです。パソコンで入力すると忘れることが多くなりますが、手書きは脳を刺激するので記憶に焼き付きます。勉強をするなら、記憶に残りやすい手書きをした方が良いのでしょう。先に解説した記憶に残りやすいというメリットの裏付けになる研究結果で、脳の刺激が記憶と深く関係していることが分かります。

3.集中力がアップする

キーボード入力だとタイプミスしてもすぐ消せますが、手書きは書き間違えると消しゴムを使う面倒くささがあるので自然と集中力がアップします。デジタル端末は間違っても打ち直せばいいやという無意識の働きから、集中力が低くなってしまいます。手書きは面倒くさいですが、その面倒くささが集中力を高めます。

4.クリエイティブ性が増す

パソコン入力は表現の幅が制限されますが、手書きは自由に書き記すことができます。文字だけでなくイラストを使った表現もできますし、パソコンのようにツールに影響されることもありません。手書きで自由に自分の考えを書き記すことでクリエイティブ性が増し、アイデアの創出につながります。パソコンに向かってもいいアイデアが浮かばないという時は、ペンと紙を持って手書きで何か書いてみましょう。

5.感情を表現しやすい・感情が伝わりやすい

パソコンは誰が使っても同じ字体になるので感情を表現しにくいですが、手書きはその人の個性が出るので感情を表現しやすいです。たとえば、年賀状に一言手書きのメッセージを添えるだけで随分印象が変わります。手書きは親しみやすさ、温かみが全然違います。

手書きとパソコン入力は同じことを書いていても伝わり方や脳に与える影響が違います。デジタルが便利な時代にわざわざ手書きをする必要はないと思わず、手書きの良さを見直してみてはどうでしょう。プリントした文章に少し手書きのメッセージを加えるだけでも全然印象が違ってきますね。仕事でもちょっとしたメモを誰かに渡したり、サインをしたりすることが出てきます。

手書きを大切にすることで、自分を高めていけるといいですね。