読書のススメ
「新型コロナウイルス メンタルヘルス対策」

 

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。

その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、

より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

 

「新型コロナウイルス メンタルヘルス対策」                  著者:亀田高志 氏

新型コロナウイルスの流行による困りごとやその影響は誰しも感じていることです。

それによる心のダメージや沈みがちな心は人それぞれかもしれませんが、少しでも影響を小さくして、気持ちを立て直すことができるとよいと思います。

そこで出合った本をご紹介いたします。

Q&Aでとても読みやすい本でしたよ。

 

Q:休校中の息子がスマホで1日中ゲームをしていて心配です。

A:ゲーム障がいの目安は特徴が1年以上ですが、重症の場合はそれよりも短い期間でも該当します。ゲーム障がいかもしれませんので、家庭での生活や学業や学校生活に支障が目立つのであれば専門家に相談してみましょう。

今では、ネットを介したゲームに没頭する中高生が増えており、50万人を超えるとも言われています。ネット依存と呼ばれる状態の成人は日本で270万人という推定もあります。

WHOはゲーム障害の特徴と診断の目安を示しています。

・時間をコントロールできない

・あらゆる用事より優先してしまう

・悪影響があっても止められない

ネット依存(嗜癖)やゲーム障害により昼夜逆転やそれによる不眠、栄養状態の悪化や極端な体力低下、授業中の居眠りや成績の低下から家庭内暴力にまで発展してしまう場合があります。

 

Q:新型コロナによるありえない状況に不安で仕方がありません。

A:新型コロナウイルスに恐怖や不安を覚えるのは人間の自然な感情であり、不安を感じることによるメリットもあります。不安を感じると多くの人は慎重に行動するようになります。不安を解消するために準備する場合もあります。

大切なことは、何が不安なのかよく考えてみることです。

そして、その不安によって、何か支障が出るのでしょうか?今、何をすべきなのでしょうか?

今できることに集中し、落ち着いて冷静に現状を見直すことが大切です。

 

Q:行動が制限されて、メリハリのない毎日で気持ちが冴えません。

A:日記をつけることで毎日を充実させましょう。

特に新型コロナウイルスの流行のような誰しもストレスを感じやすく、気晴らしをしにくい環境では、日記をつけることが有効だとメンタルヘルスの専門家が話します。

大切なのは、毎日、あるいは毎週・毎月のレベルで計画を立てて、実行したかを見直すとともに、その折に記憶に残った出来事や自分の感情、特に前向きな気持ちを記録しておくことが、メンタルコンディションを保つのに有益です。

自分が思ったことや考えたこと、自分が感じたポジティブな感情も書いておくとよいでしょう。

 

Q:折れない強靭な心をもって、これからの状況に立ち向かいたいです。

A:折れない心というのは、何事にもビクともしない心境ではありません。ストレスを受け落ち込んでも、そこからしなやかに立ち直ることを目指すのです。

もしも、ひどい経験をすれば誰しもストレスを感じ、心身や行動に反応が出るのが自然です。「絶対に傷つかない心をもとう」と考えれば必ず失敗します。それは「人間ではないものに化ける」ことを意味するからです。平和で安全で人権が基本的に保障された世界で生きる我々は幸せある分、本当は厳しい自然界のルールを忘れがちです。それは、人間を含めて、存在しているのは淘汰を乗り越えた生物だけであるということです。

新型コロナウイルスに限らず、地震や巨大台風、熱波といった自然災害、それらによる社会不安状態など、我々が経験しうる出来事は厳しいものばかりです。動じない心境にたどり着くよりも、落ち込んだ気持ちにとらわれる時間をいかに短くするか、元通りか。それ以上のレベルに回復させることの方が将来に役立ちます。

 

 

私たちは変えられることと変えられないことがあるのを知っています。

起きる出来事は変えようがありません。

しかし、その出来事をどう捉えて行動するかは自ら選びとることができるのです。

自分と会社と文化と社会に合った「折れない心」=「レジリエンス」を育てていきたいものですね。