就労移行支援事業所C-POWER
WorkingSupportドーラ
「脳トレ」の講義

 

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。

ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。

ドーラの講義をご紹介いたします。

【脳トレ】

ゲームやクイズで脳を鍛える「脳トレ」、適度な運動で脳を活性化する「脳フィットネス」など、近年「脳」の力に注目する動きが高まっています。

食事で脳を鍛えつつ、食事内容以外の方法で「脳を最高の状態にする習慣」を身につける必要性もあるため、ドーラでは定期的に「脳トレ」の時間をつくって取り組んでいます。

 

 

脳を活性化させるカギは、脳の「ワーキングメモリ」にあります。

これは前頭前野という領域に強くかかわる、”脳のメモ帳”のような場所です。

行動しながら必要な情報を呼び出し、一時的に記憶する能力で、作業記憶とも呼ばれています。

物事の優先順位を決めたり、同時進行したりする時にも活用されるワーキングメモリ。

例えば、計画を立てる、家事や用事をこなす、会話を楽しむといった私たちの知的活動に深くかかわっています。

ところが疲労やストレス、加齢によりワーキングメモリの機能が低下すると、作業効率や成果が落ちたり、すぐに判断できず、物事を同時進行できなかったりすることが目立ってきます。

ど忘れが増えるのも、必要な情報の取り出しが遅くなるからなのです。

ワーキングメモリはトレーニングを積めば、いつまでも効率よくスムーズに使うことが可能です。

脳には騙されやすいクセがあります。「年を取るともの覚えが悪くなる」と説明を受けたチームは、そうでないチームより記憶力テストの結果が悪くなるという研究があるほどです。

そのため、マイナス思考は禁物。前向きに考えるだけで、脳の活性化に十分効果的です。

 

「アハ体験」でも脳が活性化

何かの拍子に答えやアイデアが浮かんだ瞬間、「あ、分かった!」という快感で脳が一気に活性化します。こうしたひらめきを、脳科学では「アハ体験」といいます。

分かったという達成感を得ると、快感物質のドーパミンが放出され、やる気をもたらします。

ひらめきは、脳がリラックスしている時に起こりやすいのが特徴です。

そのため、ドーラではチームに分かれて「脳トレ」をおこなっています。チームの仲間と一緒に考えたり協力し合ったりして「あ、分かった!」という経験を積むことで、達成感や協力し合うことの大切さを学んでいます。仲間と協力すると1人ではできなかったことができると実感できます。

また、仲間の良さにも気づくことができます。

「脳トレ」の際には手元に筆記用具とメモ用紙を準備して行います。

現代人にとっては、メモを取るよりも、スマホで記録したほうが早いのでは、と考える人も少なくないでしょう。けれど、そんな時代だからこそアナログな方法(文字を手書きする)ことが大切なのです。

手を使い、ペンを握ることで指先を繊細に動かすため、脳はとても集中するという事実があります。文字を書くという行為には、脳をフル稼働させる効果があるのです。

中には手書きが難しい方もいらっしゃいます。そんな場合はPCやタブレット、スマートフォンを使って仲間に伝え、ひらめきを発信していきます。

ドーラでは様々な講義を通して、社会生活を送る上で大切なことを学んでいます。

学んだことを実践していくことで、これからの人生を豊かにできるといいですね。