読書のススメ
「傷つけあわない関係をつくるシンプルな習慣」

 

 人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。

その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、

より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介いたします。

 

「傷つけあわない関係をつくるシンプルな習慣」          著者:心屋仁之助 氏

大切な人なのに大切にできない。傷つけたくないのに傷つけてしまう。時にはすごいエネルギーを使って。

ケンカの理由も相手を責めている言葉もたくさんあるように見えて、根本の原因はだいたい1つなのです。「なんでわかってくれないんだ」って思いなのです。

ケンカっていうのは、そんなことを相手に一生懸命訴えようとするのです。

職場の上司に「そのやり方はおかしいと思います!」と強く反抗してしまうときは、「なんで、私の考え方ややり方をわかってくれないんだ?!」だったりします。

夫(妻)に対して「あなたは、いつもそう。なんで電話かメール1本くれないの?」というときは、「どうして私が困ったり悲しんだり、苦労したりするのをわかってくれないの?!」だったりします。「なんでわかってくれないんだ?!」」ということは、つまり、「わかってほしい」ということ。

そして「わかりあいたい」のですね。人間って自分のことをわかってほしいあまりに、傷つけあってしまったりするのです。

そもそも「わかってほしい」のに「わかってもらえない」のはなぜでしょう。

「相手は他人だから」です。

だから「わかってくれない」の不満をもったときに「いや、ちょっと待てよ、わかってくれないのではなく、単純にお互いの認識が違うこともあるよね」ってことに立ち止まって気づくだけでも違うんじゃないか、と思います。考え方も価値観もものごとの受け取り方も違うのです。

大切なことは「わかってほしい」なら「言わないとわからない」ってことなんです。

よく「言わなくてもわかると思って…」という人がいますが、いやいや、それは大きな間違いです。もちろん「言わなくてもわかる」こともあるとは思います。ただ、身近にいる人でも、大切な人でも、尊敬する人でも、やっぱり考えていることや思っていることはそれぞれ違うのです。

お互い違う人間、ちゃんと言葉で説明しなければわからないことも多いのです。だから言わないといけないわけです。

たとえば、恋人といる時間に口数が少なくなるのは「あなたといると安心しているから」「無理に話さなくてもいいと思っているから」だったりします。

部下に厳しく指導するのは「君には期待しているから」だったりします。

子どもに生活のことを注意するのは「大人になってから大切なあなたが困るとイヤだから」だったりします。つまり、よかれと思って、愛情があるからこその言動だったりするのです。

なのに、こうした言動の裏にある本当の気持ちって、意外と相手には伝わっていないものです。

「口数を少なくする」「厳しく指導する」「注意する」という言動を悪い方に受け取られ、「好かれていない」「愛されていない」「信頼されていない」なんて、思われたりしてしまうんです。

相手への悪意からやっているわけではないのに、悪意がある、好きじゃないからと、相手に受け取られてしまうのはもったいないですね。

だから、「ちゃんと言う」ということが大切なのです。

「最近、大切な人との関係が悪くなっているかも」と感じたときは、自分の言動の裏、根本にある自分の本当の気持ち、愛情を、相手にちゃんと言っているかどうかを胸に問いかけてみてください。そして、いくら自分が「よかれ」「愛で」と思ったとしても、それを相手が「不快」に思うのも仕方のないことです。「愛なんだから受け取れ」「愛だから受け取らなければ」なんてこともないのです。

 

上司部下、親子、夫婦など、身近な存在だからこそ、傷つけてしまうこともあります。

傷ついてしまうこともあります。傷ついても傷つけても悲しいです。

大切な人とケンカはしたくないですね。

身近な人に、もっと優しくなりたいですね。

大切に思っている人をちゃんと大切にしていきたいと考えさせられた1冊でした。