就労移行支援事業所C-POWER
WorkingSupportドーラ
「成果報告会の準備」

 

 岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。

ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え「自分の人生設計をしていく場」です。

一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、働くために必要な訓練を「共通課題」「個別課題」「自由課題」に分かれて行います。

希望する働き方や実現までの道のりは、一人ひとり違います。

それぞれのプランに合わせて、必要なことを訓練していきます。

電話応対やパソコン訓練、コミュニケーション能力など、社会に出るために必要な力をビジネス基礎としてカリキュラムに準備しています。

一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、環境を知り、自分の役割を知ることができるように、毎日の訓練を大切にしています。

ドーラの講義をご紹介いたします。

 

【成果報告会の準備】

C-POWER WorkingSupportドーラは2021年8月で9周年を迎えます。

「9周年成果報告会」を開催するための準備も大詰めを迎えています。

今年のテーマは「私のプレゼンテーション」です。訓練生一人ひとりが、頑張っていることや上手くいっていることを他の訓練生にプレゼンしていきます。

 

ビジネスには、プレゼンテーション(プレゼン)がつきものです。ビジネスパーソンにとってプレゼンは大きなチャンスでもあります。自分が立案した企画や、開発した新商品・サービスを実現することができる可能性があるのです。

プレゼンで大切なのは、何よりも「準備」です。準備というとパワーポイントなどを使った資料の作成を連想する人が多いかもしれませんが、それだけではありません。聞き手が感動したり、聞いた後に何か行動を起こしてくれたりするようなプレゼンをするには、どのような話し方が良いのかを知っておき、そうした話し方の練習をすることも、とても大切な準備です。「すごいプレゼン」でおなじみのTED(テッド)などで素晴らしいプレゼンの実例を見て、どのようなプレゼンが人の心に響くのか、日ごろから研究しておくとよいでしょう。

また、今はリモートワーク(テレワーク)の中、ウェビナーも含めオンラインでプレゼンする機会も増えているでしょう。対面と違って表情や空気感を伝えるのが難しいオンラインプレゼンの場合、話し方はさらに重要になってきますし、工夫も必要です。オンラインプレゼンでは、大きな声よりも明るい声色で、ハッキリ話すことが求められるでしょう。

良いプレゼンの第一条件は、分かりやすいことです。複雑で難し過ぎるプレゼンは、聞き手が途中で聞く意欲を失ってしまいます。特に次の3点に気を付けて、分かりやすいプレゼンをしていきましょう。

1)平易な言葉を使っているか?

誰にでも理解できる平易な言葉を使うことが大切です。聞き手との情報共有がどこまでできているかにもよりますが、専門用語をたくさん使うと、聞き手は内容がよく分からなくなってしまいます。

また、社内では当たり前に使っている言葉でも、社外の人からすれば分かりにくい言葉、一般的には使わない言葉の場合もあるでしょう。社外の人(家族や友人など)の前でプレゼンをしてみせて、通じない言葉があったら他の言葉に置き換えるなどの工夫が必要です。

2)今日は何を話すのか?

初めの段階で、聞き手が「今日は何を話すのか」が分かるようにするのもポイントです。結局何が言いたいのか分からないままでは、聞き手の気持ちが途中で離れてしまうでしょう。特にオンラインプレゼンの場合、どうしても、聞き手の集中力は長くもちません。状況やプレゼンの内容にもよりますが、最初に「今日は何を話すのか」を明らかにすることが必要です。
例えば、プレゼンの冒頭で「今日は話したいことが3つあります。1つ目は……、2つ目は……」などのように、アウトラインを示しておくと、聞き手はプレゼンの全体像をイメージしやすくなります。場合によっては、初めに結論を示すのも一策です。

3)具体的な話をしているか?

「とても大きなメリットがあります」と言われるのと、「利益が30%向上するという大きなメリットがあります」と言われるのでは、どちらが分かりやすいでしょうか?
聞き手にとって分かりやすく、心に残るようにするには、数字や事例などを盛り込んで、より具体的な内容にしなければなりません。プレゼンを聞いた後、聞き手が、内容を上司など他の人に報告することも十分あり得ます。そのときに、聞き手が報告しやすいのは数字や事例などです。具体的に何を盛り込めば、聞き手が他の人に報告しやすくなるかをイメージするとよいでしょう。

「伝え方」についての書籍がベストセラーになっているように、伝え方、つまり話し方はとても重要です。当たり前のことですが、いくら内容が良くても、早口過ぎたり声が小さ過ぎたりして聞き取りにくければ、聞き手に伝わらないからです。
また、プレゼンのときは特に、聞き手を引き付けるような話し方を心掛けなければなりません。数々の伝説のスピーチを残しているスティーブ・ジョブズのようにとまではいかないかもしれませんが、どのような話し方をすれば聞き手に伝わりやすくなるか、改めて整理しておくことがプレゼン上達の第一歩です。

 

1)ポイント1:大きな声でゆっくりと

大きな声でゆっくりと話す。これは基本中の基本です。特に緊張していると自分が思っている以上に早口になったりすることがあるので、いつもよりゆっくり話すように心掛けるとよいでしょう。事前にプレゼンの練習をしている自分の姿をスマホなどで録画しておき、話すスピードをチェックしておくのも一策です。
また、冒頭でも紹介しましたが、オンラインプレゼンの場合は、参加者が聞き取りやすいように、そして気持ち良く参加できるよう、「大きな声」より「明るい声色」「ハッキリ話す」ことが求められるケースもあります。事前に“一人オンラインプレゼン”を録画して見直し、内容が聞き取りやすいかどうかチェックしておくとよいでしょう。

2)ポイント2:ジェスチャーを取り入れて

例えば「ここで大きな問題が2つあります」と言うときには、聞き手に分かるように、人さし指と中指を使って、ピースするような格好で「2つ」を表すと、「問題が2つある」ことを、聞き手により印象付けやすくなります。始終ジェスチャーを交えて話していると、聞き手がジェスチャーを気にして集中できなくなるので、ポイントで効果的に使いましょう。
ただし、オンラインプレゼンの場合は、画面上でジェスチャーが見えにくいときもありますので、注目してもらえるよう別の工夫が必要です。例えば、「今からお伝えする2つのことはとても重要ですので、皆さん、ここはしっかり画面に映っている資料を見てください」と、率直に伝えるのが分かりやすいかもしれません。

3)ポイント3:間(ま)を効果的に

プレゼンでは、メリハリが大切です。そこで重要になってくるのが「間(ま)」の取り方です。例えば、「この件に関して解決策が3つあります。皆さんはどのような解決策があると思いますか?」と質問を投げかけた後、少し間(ま)を空けてみるなどのやり方もあるでしょう。こうすれば、聞き手がそれぞれ頭の中で解決策を思い描くようになり、プレゼンに引き込まれていきます。「もしかしたら、解決策を答えてくれと指名されるのでは?」という緊張感を持ってもらえるかもしれません。
ただし、こうしたやり方を使うときは、聞き手と自分との立場の違いを考慮して、なるべく“上から目線”にならないように注意しましょう。

4)ポイント4:早く“味方”を見つけて

聞き手の中には、しっかりとうなずきながら聞いてくれる“味方”がいるものです。プレゼンの際は誰しも緊張するので、早いうちにこの“味方”を見つけ、その人に語りかけるようにすると緊張もほぐれ、“ノって”話をすることができるでしょう。周りの聞き手も、“味方”につられて話に集中してくれるという効果も期待できます。
ただし、いつまでもその人にだけ話しかけるのではなく、その周りの人にもしっかり顔を向けて話をするように心掛けましょう。

5)ポイント5:最後は情熱をもって

大切なのはテクニックだけではありません。ハートが何より重要です。情熱をもって聞き手に語りかければ、聞き手は、きっとあなたの話に引き込まれるでしょう。そのためには、話す内容に自信を持ち、「これは本当に相手(あるいは我が社)のためになる」という思いで話をすることがポイントです。独り善がりにならないように注意する必要はありますが、プレゼンは、ある程度自分に酔うことも成功のコツといえるのです。
練習すればするほど、プレゼンに対する自分の気持ちも高まっていきます。

しっかりと準備をして、私のプレゼンをみんなに伝えていきましょう。