読書のススメ
「『職場の人間関係』に負けない法」

 

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。

その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、

より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介いたします。

 

「『職場の人間関係』に負けない法」   著者:飯塚健二 氏

 

なぜこの人は、いつも出しゃばるのか?

なぜあの人は、なかなか動かないのか?

なぜこの人は、自分勝手に物事を進めるのか?

なぜあの人は、周りに流されてばかりなのか?

なぜこの人は、角の立つものの言い方をするのか?

 

どんな職場も「やっかいな人間関係」であふれています。

「あの人はこうだから」とか「アイツはああだから」と勝手に変なレッテルを貼る。

「あの人に私はこう思われている」と勝手な思い込みをする。立場や経験の違いから、ちょっとしたボタンの掛け違いが起きる。そして、うまくコミュニケーションがとれなくなり、お互いに分かり合えず、関係がぎくしゃくする。

「人間関係の悩みはすべて人間関係の悩みである」とまで、あのベストセラー「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)で注目を浴びるようになった心理学者のアルフレッド・アドラー博士はいっています。

 

そもそも「いい人間関係」とは何かを考えてみましょう。「いい人間関係」とは、「分かり合える関係」というのが究極だと思います。昔から、「以心伝心」とか「あ・うんの呼吸」とかいわれたりしますが、こんな関係が築けたら素晴らしいと思います。

でもこれってとても難しいと思います。たとえ肉親であっても。

だから、目指すべきは、自分の考えや思いをしっかりと伝える。そして、相手の考えや思いをしっかりと聞く。そうやって「分かり合える関係」を築いていくのです。

とはいえ、伝えたけど伝わっていない、聞いてるいるけど聞いていない、その結果、分かり合えないということが多いのではないでしょうか。

つまり、きちんとコミュニケーションをとるということが、いい人間関係を築くためにはとても大切で、逆に言えば人間関係の問題は、お互いにきちんとコミュニケーションがとれていないことが原因であることがほとんどだと思います。

 

「人間関係」の「盲点」

「ジョハリの窓」というものがあります。

この「ジョハリの窓」は、コミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案されたもので、提案者のサンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガムの二人の名前を組み合わせてそう呼ばれています。

①自分も他人も知っている自分を「開放の窓」 ②他人は知っているが自分は知らない自分を「盲点の窓」 ③自分は知っているが他人は知らない自分を「秘密の窓」 ④自分も他人も知らない自分を「未開の窓」と呼び、①「開放の窓」が大きければ大きいほど人と円滑なコミュニケーションができるというものです。

ここで特に重要なことは、②「盲点の窓」を受け入れることができるかどうかということです。

つまり「自分では気づいていないけれど、他人には見えている自分が存在する」という事実です。

たとえばある人から自分が改善すべき点をフィードバックされたときに、それを素直に受け入れることができる人は「盲点の窓」を理解していますが、「そんなことない!」「あなたに私の何がわかる!」と反応してしまう人は「盲点の窓」を理解していないということになります。これが、いわゆる「自己チュー」というわけです。「自分は伝えている」「相手をわかっている」というのはあくまでも自分が見えている世界であり、自分が見えていない範囲の世界があるということを真に理解しているかどうか。ここがコミュニケーションをとるうえでとても大切なポイントです。

 

ひょっとすると自分の言いたいコトを理解してくれていないかもしれない、あるいは、もしかすると相手のことをまだ十分に理解できていないかもしれない、そんな姿勢をお互いがもつということが人間関係の基本なのでしょう。

相手を理解しようとする気持ちが働けば、自分も理解されることが増えるということですね。

相手に対して興味・関心をもち、敬意をはらって応対したいと思いました。