読書のススメ
「『いい会社』ってどんな会社ですか?」

 

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。

その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、

より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介いたします。

「『いい会社』ってどんな会社ですか?」                    著者:塚越 寛氏

 

本書は長野県伊那市の伊那食品工業会長である塚越寛氏と、ソフトウエア開発を手掛けるサイボウズの青野慶久社長、バイオベンチャーを率いるユーグレナの出雲充社長が「いい会社とはどんな会社か」について、自由闊達に語り合い、持論をまとめたものです。

 

掃除は無駄と軽視すれば多くを失う

業務効率化を検討する際、真っ先にリストアップされがちなのが、掃除の外注です。

効率優先なら正しいかもしれませんが、私はこの考えに反対です。掃除という行為は非常に奥深く、社員が自ら手掛けると利点が多いのです。

 

気付きの力を育むファーストステップ

社内への効果は、職場がきれいになって社員が気持ちよく働くことができる点です。

自ら掃除すれば、ちょっとした運動にもなるので、心だけでなく体もスッキリします。

社員の成長につながる点も大きなメリットです。どこが汚れているか自ら深く探そうとするので、気づきの力が高まります。これが顧客の困りごとをいち早く察して対応するなど、実は仕事の上でも後々大いに役立っていくのです。

気付きの力に加え、発想力や行動力も高まります。どのような方法で掃除すれば汚れが落ちるのか知恵を絞って実行に移すからです。

加えて、掃除の対象物に愛着が湧いてきて、物を大切にする効果さえあります。

これが波及すると、周囲の人に対しても思いやりを持って、大切に接するようになるのです。

 

私が尊敬する二宮尊徳は、こう強調しています。

人、生まれて学ばざれば、生まれざると同じ。

学んで道を知らざれば、学ばざると同じ。

知って行うことを能はざれば、知らざると同じ。

故に、人たるもの、必ず学ばざるべからず。

学をなすもの、必ず道を知らざるべからず。

道を知るもの、必ず行はざるべからず。

 

人は学び続けなければならない。学んだら道を知らなければならない。道を知ったら行動しなければならない。後半を中心に非常に簡単に解釈をするとこうなります。つまり、あるべき姿を悟ったなら、その実現のために行動しなければならないという意味です。

 

周りに気配りができているかどうか、自らの行動を振り返るきっかけになりました。

また、多様な働き方が生まれつつある現代に生きる私たち。「働き方」という変革を始めていくことに挑戦しなくてはなりません。そして新しい市場を創造するチャレンジ精神をもって、今後も学び邁進し続けなくてはいけないと痛感しました。