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七夕飾りをつくりましょう!

 

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。

ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。

将来の自立した生活に向け、知っておくと良いことについてご紹介いたします。

 

【Home Economics】

Home Economicsとは、「家庭科」の意味です。

家庭科は、暮らしの感性を磨き、生活力を身につけるために学びます。

障害の有無に関わらず、一人ひとりの夢を叶える自立した生活に向けて、「家庭科」を学び自分の生活を見直す時間をもちましょう。

今回のテーマは「七夕飾りをつくりましょう」です。

7月7日の七夕は、織姫様と彦星様が年に一度再会できる大切な日。短冊に願い事を書けば、願い事が叶うかもしれないおまじないとしても有名です。

改めて織姫と彦星のストーリーをみてみましょう。

昔、天の川の西岸に織女というお姫様が済んでいました。織女はその名の通り、織物がとても上手なお姫様でした。お父さんである天帝も、織女をとてもかわいがっていました。

そんな天帝は娘にぴったりの婿を探していました。東岸に住む勤勉な牛使いの牽牛の話を聞き、天帝は2人を引き合わせます。

2人は惹かれあい、結婚することとなりました。ところが、2人は結婚すると働くことをしなくなってしまったのです。

怒った天帝は2人を引き離してしまいました。しかし悲しむ2人の様子を見た天帝は、七夕の日だけ、天の川で2人が会うことを許したといわれています。

以来、牽牛は毎年7月7日が来ると、天の川を渡って織女に会いに行きました。でも、その日に雨が降ると、天の川の水かさが増して渡ることができません。すると、鵲(かささぎ)が集まって翼を広げ、橋となってくれたのです。

この織女は琴座の「ベガ」、牽牛は鷲座の「アルタイル」という星をさしています。この2つの星が、年に一度だけ、7月7日の夜に接近することが、この伝説の由来となったとされています。

ただし、中国でもこの伝説は諸説あり、日本でも複数のストーリーが存在します。

また、当時の中国の宮中では毎年7月7日に「乞巧奠(きこうでん)」という行事がありました。

乞は願う、巧は上達、奠は祭るという意味があります。

これは、女性たちが織女のように、「針仕事や織物が上達しますように」と神様にお祈りをするお祭りでした。次第に、芸事全般の上達を願うようになっていったとされます。

短冊の色は、青、赤、黄、白、黒の5色が使われています。七夕の歌『たなばたさま』にも「五しきのたんざく」という歌詞が出てきますよね。

でもなぜ5色なのか知っていますか?

この5色は、古代中国の陰陽五行説に由来します。陰陽五行説では、「木、火、土、金、水」の5つの要素が、この世のものすべての根源であると唱えています。そして、それぞれの要素には色があります。

 

木=青

火=赤

土=黄

金=白

水=黒

 

短冊の色は、この陰陽五行説の色を表しているのです。

紫(黒)の短冊は、”学業”に関する願い事
「勉強が出来ますように」や「テストや受験がうまく行きますように」など学業成就は紫や黒の短冊に書きます。

赤の短冊は、両親や先祖に”感謝”する事
「いつもありがとう」や「元気でいてね」などの願い事は赤の短冊に書きます。

白の短冊は、”規則”や”義務”を守る達成の願い事
「○○をやる」「寝坊しませんように」などルールを守る願い事は白の短冊に書きます。

黄色の短冊は、”人間関係”に関係する願い事
「おともだちがたくさんできますように」「人見知りが治りますように」など、人間関係に関連する願い事がおすすめです。

青(緑)の短冊は、”成長”に関係する願い事
「○○できるようになりますように」や「○○をなおせますように」など、人間力を高める願い事がいいとされているので、自分の苦手なこと、短所をなおしたいという願い事がおすすめです。

笹の葉につけられるのは短冊だけではありません。よく見ると、紙を様々な形に切ったものが飾られていますよね。でも、ただの飾りではありません。それぞれにもしっかりと意味があるのです。

吹き流し

くす玉のような球体の下に、たくさんの紙テープが垂れさがっている飾りです。これは織姫の織り糸を表したもの。七夕の時期になると、商店街などに大きな吹き流しがたくさん吊るされますよね。

神衣(かみこ)

紙の人形または着物を模した紙の飾りです。裁縫の上達の願いが込められています。また、これを飾ると生涯着るものに困らなくなるといわれています。

ひし形つなぎ

裁縫が上達するように、という願いが込められています。

ちょうちん

本物のちょうちんではなく、折り紙で作られたちょうちんです。織姫と彦星にあかりをささげるための飾りです。

折鶴(千羽鶴)

鶴は長寿のシンボルであり、長生きの願いが込められています。

網飾り

文字通り、漁師が魚を捕るときに海に放つ網を模した飾りです。大漁の願いが込められた飾りです。

財布

折り紙で折った財布の飾りです。金運上昇の願いが込められています。

くずかご

七夕飾りを作る際に出た紙くずを、折り紙で作ったくずかごの中に入れて飾ります。物を大切にする、という意味が込められています。

これら七夕飾りや笹は、七夕が終わると川に流していました。ただし、現代では環境汚染になってしまいますので、燃えるごみの日に出しましょう。

今夜は、暗くなったら空を眺めてみましょう。雨降りの多い季節ですが、天の川が見られるといいですね。